ドル・円は軟調、午後は150円割れ

市況
2024年12月5日 17時07分

5日の東京市場でドル・円は軟調。日銀の政策維持を見込んだ円売りで、午前中に一時150円77銭まで上昇。しかし、米金利の戻りは鈍く、ドル売りは後退。午後は日銀当局者の見解で年内利上げ期待が再燃し、ドルは円買いにより149円66銭まで値を下げた。

・ユーロ・円は158円48銭から157円56銭まで下落。

・ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.0538ドルまで値を上げた。

・日経平均株価:始値39,610.43円、高値39,632.30円、安値39,323.04円、終値39,395.60円 (前日比119.21円高)

・17時時点:ドル円149円70-80銭、ユーロ・円157円80-90銭

【要人発言】

・カザークス・ラトビア中銀総裁

「来週の会合も含め利下げを継続していくべき」

・中村日銀審議委員

「利上げに反対しているわけではない、データに基づいて判断するべき」

「年内の利上げ判断はこれから出る日銀達観などデータをよくみて判断したい」

「前向きな賃上げ、防衛的な賃上げの二極化がうかがわれ、今後の動向を注視」

「賃上げの持続性にまだ自信を持てず、節約志向や設備投資計画先送りの可能性も」

「コアCPIが前年比で2025年度以降、2%に届かない可能性がある」

【経済指標】

・豪・10月貿易収支:+59.53億豪ドル(予想:+45.00億豪ドル、9月:+45.32億豪ドル←+46.09億豪ドル)

・スイス・11月失業率:2.6%(予想:2.7%、10月:2.5%)

・独・10月製造業受注:前月比-1.5%(予想:-2.0%、9月:+7.2%←+4.2%)

《TY》

提供:フィスコ

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