12月5日のNY為替概況
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円70銭まで上昇後、149円91銭まで下落し、引けた。
日銀の早期追加利上げ見送り観測が強まったほか、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペース鈍化の思惑に金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、雇用統計を警戒さらに、カリフォルニア州での地震の報道などで金利が低下、さらに、フランスの政局不安の緩和を受けた欧州通貨高で、ドル売りに転じた。
ユーロ・ドルは1.0533ドルから1.0589ドルまで上昇し、引けた。フランスのマクロン大統領は任期満了まで職務を全うする姿勢を見せフランス政局不透明感が緩和し、ユーロの買戻しが優勢となった。
ユーロ・円は、158円50銭から159円39銭まで上昇後、反落。
ポンド・ドルは1.2730ドルから1.2771ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8830フランから0.8779フランまで下落した。
【経済指標】
・米・10月貿易収支:-738億ドル(予想:-750億ドル、9月:-838億ドル←-844億ドル)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.4万件(予想:21.5万件、前回:21.5万件←21.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:187.1万人(予想:190.4万人、前回:189.6万人←190.7万人)
《KY》