日本コンセプがカイ気配スタートでボックス圏離脱、今12月期配当を10円増額へ
日本コンセプト<9386>がカイ気配スタートで大きく水準を切り上げている。ここボックス相場の上限となっていた1820円近辺をブレークし、上放れを明示する格好となった。同社は化学品や薬品など液体貨物輸送を手掛ける。足もとの業績は利益面で苦戦しているものの、コスト低減努力により採算改善傾向にある。また、株主還元に前向きに取り組んでおり、24年12月期から26年12月期までの3年間は、連結配当性向35%を基準とし年60円配当を下限とする方針を示してきた。そうしたなか、5日取引終了後に24年12月期配当予想の修正を発表、従来計画の85円に10円上乗せとなる95円に引き上げた。配当利回りは前日終値換算で約4.7%に達し、これを好材料視する買いを呼び込んでいる。