外為サマリー:ポジション調整のドル買い・円売りで一時150円20銭台に上伸
6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円10銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭強のドル高・円安となっている。
5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円10銭前後と前日に比べて50銭弱のドル安・円高で取引を終えた。米雇用指標が弱い内容だったことなどを受け、米長期金利が低下したことなどが影響し、150円ラインを割り込む場面があった。
ただ、11月の米雇用統計の発表を今晩に控えて一方向には持ち高を傾けにくく、この日の東京市場はポジション調整とみられるドル買い・円売りが先行。フランス政治への過度な懸念が後退していることを背景にユーロ買い・円売りが優勢で、これが対ドルでの円売りに波及したこともあり、ドル円相場は午前9時10分ごろに一時150円28銭まで上伸した。とはいえ、日銀の12月利上げ観測がくすぶっていることから円を買う動きもみられ、午前9時50分ごろには149円86銭をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0577ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=158円76銭前後と同1円00銭弱のユーロ高・円安で推移している。