<動意株・6日>(大引け)=アイサンテク、インスペックなど

材料
2024年12月6日 15時33分

アイサンテクノロジー<4667>=ストップ高。同社とKDDI<9433>、ティアフォー(名古屋市中村区)などが午前11時、自動配送ロボット・自動運転車・ドローンの協調配送実証に成功したと発表し、好感されたようだ。建物内で荷物を受け取った自動配送ロボットと、ドローンを搭載した自動運転車が連携。自動運転車がロボットから荷物を受け取った後、離陸地点まで移動し、ドローンによって目的地まで荷物を配送したことを確認した。アイサンテクは高精度3次元地図の製作や座標変換システムの構築、自動運転車の安全走行のための地図更新システムの開発などを担った。

インスペック<6656>=続急伸でストップ高。底値離脱の動きとなっている。同社は午前10時、25年4月期第2四半期累計(5~10月)の単体決算を発表。売上高は前年同期比6.4倍の10億500万円、営業損益は100万円の黒字(前年同期は3億4000万円の赤字)、最終損益は1000万円の黒字(同3億6300万円の赤字)となった。同社は4日の取引終了後に中間期決算発表を当初の予定の13日から6日に前倒しすると公表。これを受け、市場では同社の決算内容に対する期待が膨らみ、翌5日はストップ高の水準に上昇した。6日も買い注文が膨らみ急騰。これまで獲得した受注案件を堅調にこなして、計画通りに顧客に販売し、売上高の増加につなげた。主力製品であるロール・トゥー・ロール型検査装置や高性能フラットベッド型検査装置の受注についても国内外の顧客から獲得した。通期の業績予想は据え置いている。

ジンズホールディングス<3046>=年初来高値に急接近。5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比18.2%増と22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前月に続いて世界最高屈折率の両面非球面レンズ「JINS極薄レンズ」などの高単価のオプションレンズが好調に推移したことに加え、紫外線対策への意識の高まりから、可視光調光レンズやダブルUVカットレンズなどの商品が11月に入っても好調を継続。また、フレームでは「Combination Titanium」をはじめとした高単価商品や、11月7日にリファインして発売した「Modern Rim Metal」などが売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同21.4%増だった。

WASHハウス<6537>=商い伴い急伸。5日の取引終了後、自社開発のオリジナル洗濯機・乾燥機を設置した、同社初のコンテナ型ランドリー店舗を12月26日にオープンすると発表しており、好材料視されている。出店するのは宮崎小松店(宮崎県宮崎市)。ランドリー機械を市場投入することは、今後の同社グループの事業展開にも大きく貢献すると見られているが、24年12月期業績への影響は軽微としている。同時に、石川県輪島市に復旧・復興作業員宿舎として10室のホテル運営を開始したと発表した。工事現場や復旧・復興に係る関係者向けの長期滞在施設で、建設会社などとの定期借家契約を前提としており、グループのストック型収入の増加への貢献が見込まれている。

インターメスティック<262A>=大幅続伸で新高値。眼鏡チェーン店の「Zoff」を運営しており、今年10月18日に東証プライム市場に鳴り物入りで新規上場した直近IPO銘柄で、マーケットの注目度も高い。5日取引終了後に開示した11月既存店売上高は前年同月比17.1%増と2ケタ増収基調が続いており、これが株価を改めて刺激している。店舗数も増勢にあるが、全店ベース売上高は今年に入って7月を除きすべて2ケタ伸長となるなど好調が浮き彫りとなっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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