NY株式:NYダウは123ドル安、雇用統計で追加利下げ期待高まる(訂正)
下記の通り修正します。
(誤)44,462.52ドル
(正)44,642.52ドル
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は123.19ドル安の44,642.52ドル、ナスダックは159.05ポイント高の19,859.77で取引を終了した。
雇用統計を受けて12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まり、寄り付き後、上昇。その後、数人の連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに慎重な姿勢を示したため、利下げペース減速の思惑が強まり、相場は伸び悩んだ。ダウは管理医療会社ユナイテッドへルス(UNH)の下落が重しとなり、下落に転じ、終日軟調に推移。ナスダックは早期利下げ期待が支援し終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新し、相場はまちまちで終了。セクター別では自動車・自動車部品や小売りが上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。
オンライン署名のドッキュサイン(DOCU)は第3四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、通期業績見通し引き上げを好感し、上昇。化粧品小売りのアルタ・ビューティ(ULTA)は第3四半期決算の内容が強く、通期の既存店売上高や1株当たり利益見通しを引き上げ、上昇。情報技術ソリューションを提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇。
ソフトウエア会社のパランティア(PLTR)は国内の軍事行動の近代化や国家安全保障強化を巡り経営技術コンサルティングのブーズ・アレン(BAH)と提携を発表し、上昇。管理医療会社ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は保険部門のユナイテッドヘルスケア最高経営責任者(CEO)が射殺された事象を嫌気した売りが続いた。
本年のFOMC投票権を有するクリーブランド連銀のハマック総裁はFRBが利下げペースを減速する時期が来たかもしれないとの見解を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》