NY為替:米雇用統計で12月利下げ観測強まるがFRB高官は利下げに慎重
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円60銭から149円37銭まで下落し、150円04銭で引けた。米11月雇用統計で非農業部門雇用者数が10月から予想以上に改善したが、失業率が予想外に上昇したほか、ハリケーンやストライキで悪化した10月からの改善が不十分との見方に12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ確率が上昇し、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、米12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に11月から上昇したほか、ボウマンFRB理事やクリーブランド連銀総裁のタカ派発言を受けてドル売りが後退した。
ユーロ・ドルは1.0630ドルまで上昇後、1.0542ドルまで下落し、1.0567ドルで引けた。ユーロ・円は、159円58銭まで上昇後、158円10銭まで下落。ポンド・ドルは1.2811ドルまで上昇後、1.2721ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8736フランまで下落後、0.8796フランまで上昇した。
《MK》