セブン工業が堅調推移、都築木材がTOBで出資比率引き上げへ
セブン工業<7896>がカイ気配スタート。前週末6日の取引終了後、住宅建築資材の製造・販売を手掛ける都築木材(長野県伊那市)がセブン工業に対し、1株440円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買付予定株式数の上限と下限はいずれも59万4840株(所有割合13.33%)。セブン工業の筆頭株主である都築木材は、第2位株主の西垣林業(奈良県桜井市)の保有株式の一部を取得することを目的とし、西垣林業との間でTOBに応募するための契約を締結している。セブン工業の上場は維持する見通し。前週末終値の456円を下回るディスカウントTOBではあるが、セブン工業に対しては協業の強化に伴うシナジー効果などを期待した買いが入ったようだ。TOB成立後に都築木材の持ち株比率は40.12%に高まる見通し。