ミロクが大幅に6日続落し年初来安値更新、猟銃事業で減損発生し前期は一転最終赤字で着地へ
ミロク<7983>が大幅安で6日続落し、年初来安値を更新した。前週末6日の取引終了後に24年10月期の連結業績に関し、最終損益が従来の黒字予想から一転、22億9400万円の赤字(前の期は4億8100万円の最終黒字)で着地したようだと開示した。期末配当予想は8円減額の2円に見直しており、ネガティブ視されたようだ。
24年10月期の売上高は計画を7億8200万円下回る109億1800万円(前の期比8.2%減)で着地したもよう。猟銃事業では受注は堅調だった一方、製造工程の不具合発生などが響いた。工作機械事業は主要部門の販売が予想を下回った。加えて、猟銃事業を手掛ける子会社で固定資産の減損損失として16億6900万円を特別損失に計上。繰延税金資産2億3900万円の取り崩しも赤字幅を拡大させる要因となる。年間配当予想は前の期比33円減配の12円となる。