東京株式（前引け）＝反発、半導体株冴えないものの個別株は７割超上昇
９日前引けの日経平均株価は前営業日比１０６円４０銭高の３万９１９７円５７銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は８億９７３７万株、売買代金概算は１兆８９３２億円。値上がり銘柄数は１２２２、対して値下がり銘柄数は３７２、変わらずは５０銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は方向感が定まらず、日経平均は朝高後に値を消しマイナス圏に沈んだが、その後に買い直され結局前週末終値を１００円あまり上回る水準で前場の取引を終えている。前週末の米国株市場ではハイテク株が買われ、ナスダック総合株価指数は最高値を更新したが、東京市場ではその流れを引き継いだものの上値も重い展開に。半導体の主力銘柄に売りが目立ち、全体相場の上値を重くしている。ただ、中小型株は相対的に強さを発揮しており、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の７４％を占めた。
個別ではＩＨＩ<7013>が商いを膨らませ上昇、ソフトバンクグループ<9984>も上値を指向した。リクルートホールディングス<6098>も堅調。任天堂<7974>が強さを発揮した。エラン<6099>、セレス<3696>が大幅高、楽天グループ<4755>も物色人気に。半面、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>などが安く、サンリオ<8136>も売られた。古河電気工業<5801>も冴えない。アインホールディングス<9627>が急落、低位株では日本駐車場開発<2353>も大きく値を下げた。
