エヌビディアが下落 中国が独禁法違反の疑いで調査=米国株個別
(NY時間09:36)(日本時間23:36)
エヌビディア<NVDA> 138.49(-3.95 -2.77%)
エヌビディア<NVDA>が下落。取引開始前に、中国当局が独占禁止法の疑いで同社を調査していると伝わった。中国のCCTVが、国家市場監督管理総局(SAMR)が同社の最近の慣行について調査に着手したと報じている。
高速化する半導体の設計・製造を手がけるメラノックス<MLNX>の買収を巡る状況について、国家市場監督管理総局(SAMR)が調査に着手したという。
中国当局は2020年にエヌビディアのメラノックス買収を承認したが、エヌビディアが中国企業を差別しないことを条件としていた。エヌビディアのメラノックス買収を承認するにあたり、メラノックスの新製品に関する情報を得てから90日以内に他の競合とも共有することを中国当局は義務づけていた。エヌビディアはまた、中国の半導体各社の製品とメラノックスの技術との互換性を確保する機会を設けることにも同意していた。
米政府は中国のAI開発能力をくじこうと、同社に中国企業への最先端半導体販売を禁止し、中国政府の強い反発を招いた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース