株価指数先物【昼】 +1σを挟んでの狭いレンジ取引
日経225先物は11時30分時点、前日比変わらずの3万9210円前後で推移。寄り付きは3万9300円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9320円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後には3万9480円まで買われたが、上値の重さが意識されるなか中盤にかけて軟化し、一時3万9170円と下落に転じる場面もみられた。ただし下へのバイアスは強まらず、売り一巡後は前日の終値水準を挟んでの推移となった。
日経225先物は、朝方に3万9480円まで買われたが、節目の3万9500円に接近する場面においては、引き続き上値の重さが意識された。短期筋のロング解消のほか、ショートが入りやすい状況だった。一方で、3万9000円に接近する場面では押し目待ち狙いのロングが入り、ショートカバーに向かわせたようだ。前日と同様の値動きであり、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9320円)水準を捉えてくるようだと、再び3万9500円に接近する展開もありそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.31倍に低下した。一時14.33倍を付けたが、75日移動平均線(14.32倍)が抵抗線として意識された。一方、下値は25日線(14.28倍)が支持線として機能している。スプレッド狙いのトレードは仕掛けづらいだろう。
株探ニュース