東証グロース市場250指数先物概況:小幅反落も下値では買いもの
12月10日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比2pt安の641pt。なお、高値は644pt、安値は639pt、日中取引高は4653枚。前日9日の米国市場のダウ平均は3日続落。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が重しとなり指数を押し下げ。相場は終盤にかけて下げ幅を拡大した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt安の642ptからスタートした。朝方から、前日終値近辺で小動き。中国が、トランプ次期大統領との貿易戦争再燃に備え刺激策強化を示唆したものの、中国関連株に資金の流入したプライム市場とは違い、グロース市場は停滞。一部で節税対策の売りも観測された一方、下値を拾う底堅い動きは継続し、小幅反落となる641ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、トライアルHD<141A>やGENDA<9166>などが下落した。
《SK》