オラクルが決算受け下落 クラウドの売上高が予想に若干届かず=米国株個別

材料
2024年12月10日 23時38分

(NY時間09:34)(日本時間23:34)

オラクル<ORCL> 173.51(-16.95 -8.90%)

オラクル<ORCL>が下落。前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、クラウド事業の売上高が59億ドルと予想の60億ドルに若干届かなかったことが嫌気されている模様。

同社株はクラウド事業への期待から過去最高値を更新していたが、今回の結果は投資家を落胆させたようだ。残存履行義務も970億ドルとなり、前四半期の991億ドルから減少。

アナリストからは「今回の決算は直接および間接的な顧客の両方から、AIのワークロードが大幅拡大していることを示唆してはいるが、今後12カ月の成長については投資家の厳しい監視が続くだろう」とのコメントも聞かれた。

また、「投資家は大きな上振れを期待していたと思われるが、それは実現しなかった。期待値が高かった割にはまちまちの結果だった」とのコメントも聞かれた。

(9-11月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.47ドル(予想:1.48ドル)

・売上高:140.6億ドル 8.6%増(予想:141.2億ドル)

クラウド売上(IaaSとSaaS):59億ドル(予想:60億ドル)

インフラ(IaaS):22.0億ドル(予想:22.0億ドル)

アプリ(SaaS):35.0億ドル(予想:34.1億ドル)

クラウドサービスおよびライセンスサポート:108.1億ドル(予想:108.1億ドル)

・ハードウェア:7.28億ドル(予想:7.18億ドル)

・サービス:13.3億ドル(予想:13.2億ドル)

・営業利益(調整後):61.0億ドル(予想:61.3億ドル)

・残存履行義務:970億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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