モンゴDBが下落 好決算もゴードンCFOの退任発表を嫌気=米国株個別
(NY時間09:49)(日本時間23:49)
モンゴDB<MDB> 317.38(-32.76 -9.36%)
データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴDB<MDB>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正するなど好調な決算を発表していた。
しかし、株価は発表直後は時間外で買いが強まったものの、次第に戻り売りに押される展開。COO兼CFOを務めていたゴードン氏の退任が発表されたことが嫌気されている模様。財務担当上級副社長のタンジャ氏が、2月1日より後任が決定するまでの間、CFO代行を務めるとしている。
アナリストからは、「売上高の伸びは22%と好調だったが、エンタープライズ・アーキテクチャー(EA)の複数年のライセンス契約による1500万ドルの増収分を除外すると19%となる。ただ、かなりの数の投資家は26%などのより良い結果を期待していたと思われる」と指摘。また、「ゴードン氏の退任はポジティブではないと考えている」とも述べた。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.16ドル(予想:0.69ドル)
・売上高:5.29億ドル(22%増、予想:4.97億ドル)
サブスク:5.12億ドル
サービス:0.17億ドル
(11-1月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.62~0.65ドル(予想:0.57ドル)
・売上高:5.15~5.19億ドル(予想:5.08億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.01~3.03ドル(従来:2.33~2.47ドル)(予想:2.48ドル)
・売上高:19.7~19.8億ドル(従来:19.2~19.3億ドル)(予想:19.3億ドル)
【企業概要】
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース