ウォルグリーンが大幅高 投資会社への身売り交渉中と伝わる 非公開化も協議=米国株個別
(NY時間14:01)(日本時間04:01)
ウォルグリーン<WBA> 10.64(+1.79 +20.24%)
ドラッグストアのウォルグリーン<WBA>が大幅高。NY時間の昼に投資会社のシカモア・パートナーズへの身売りで交渉中だと伝わった。身売りが実現した場合、非公開化についても協議しているという。
ウォルグリーンの株価は、月曜日までの1年間で3分の2も下落。S&P500企業の中で最悪のパフォーマンスとなている。
同社は10月にオピオイド関連の負債と中国への投資の評価減に関連する費用で30億ドルの損失を計上。今後3年間で約1200店舗を閉鎖すると発表した。同社の小売部門はアマゾン<AMZN>やダラー・ゼネラル<DG>、コストコ<COST>などの台頭により苦戦を強いられ、長年非公開化の候補となっている。
シカモア・パートナーズは、事務用品サプライヤーのステイプルズや百貨店のベルクなど、かつては好調だった小売業者の買収実績がある。
【企業概要】
米国・欧州・中南米で、処方薬や非処方薬、日用品を販売するドラッグストアチェーンを運営する。医薬品の調剤、幅広い医療サービスへのアクセス、高品質の健康・美容製品を、店舗およびデジタルプラットフォームを通じて提供するほか、薬局の枠を超えて、医療計画や医療システムとの連携に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース