株価指数先物【昼】 +1σ割れで短期的なショートを誘う
日経225先物は11時30分時点、前日比250円安の3万9150円(-0.63%)前後で推移。寄り付きは3万9290円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9320円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。寄り付き後にロングの動きが強まり、一時3万9410円まで買われ、プラス圏を回復する場面もみられた。ただし、買い一巡後は軟化し、3万9270円~3万9350円辺りでの保ち合いを継続。底堅さがみられていたが、終盤にかけてレンジを割り込むと、一時3万9140円まで下落幅を広げた。
日経225先物は、朝方に.3万9410円まで買われたが、ロングの勢いは限られた。その後はボリンジャーバンドの+1σ(3万9280円)処での底堅さがみられていたものの、同水準を下回ってきたことで、ロング解消のほか短期的なショートを誘う形になったようである。もっとも、3万9000円に接近する局面においては押し目待ち狙いのロングが入りやすいと考えられ、ショートを仕掛けづらくさせそうだ。+1σ水準を回復してくるようだと、ショートカバーを誘う展開になりそうである。
NT倍率は先物中心限月で14.31倍に低下した。一時14.35倍を付けたが、75日移動平均線(14.32倍)をキープできなかった。ただし、下値は25日線(14.28倍)、200日線(14.27倍)が支持線として機能しているため、NTショートを仕掛けてくる動きは限られよう。
株探ニュース