くら寿司は25年10月期営業減益へ、株主優待は廃止
くら寿司<2695>はこの日の取引終了後、24年10月期連結決算について売上高が前の期比11.1%増の2349億5000万円、営業利益が同2.3倍の56億9900万円と発表した。主力の国内事業が好調だった。北米とアジア事業は、セグメント売上高は増加したものの利益面では冴えなかった。
配当は従来予想の普通配当20円に、大阪・関西万博での出店が決定したことを受けた記念配当20円を加え、年40円とした。同時に発表した25年10月期の売上高は前期比3.4%増の2430億円、営業利益は同12.3%減の50億円の見通し。配当予想は普通配当20円を見込んだ。
あわせて株主優待制度の廃止を発表した。配当を含めた株主への公平な利益還元のあり方という観点から慎重に協議した結果という。来年4月30日を基準日とする株主優待は実施しないとしており、今年分をもって終了することになる。