NY為替:米11月PPI加速で長期金利上昇、ドル続伸

通貨
2024年12月13日 7時20分

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円81銭まで下落後、152円69銭まで上昇し、152円68銭で引けた。米11月生産者物価指数の伸びが予想外に加速したが、同時に、先週分新規失業保険申請件数が予想外に前週から増加したため労働市場減速懸念に一時ドル売りが優勢となった。その後、インフレ上昇に加え、トランプ次期米大統領がニューヨーク証券取引所(NYSE)での演説やインタビューで減税策を再表明するなど、強い成長を公約したことや米30年債入札の低調な結果を受けて、長期金利の上昇に伴いドル買いが再開した。日銀の追加利上げ先送り観測を受けた円売りも強まった

ユーロ・ドルは1.0520ドルまで強含んだのち、1.0464ドルまで下落し、1.0466ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り0.25%の追加利下げを決定。成長やインフレ見通しを下方修正したほか、ラガルド総裁が成長の下方リスクを警告、会合では0.5%利下げの検討の意見も出たことが明らかになるハト派利下げを受けてユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は159円12銭まで下落後、160円20銭まで上昇。日銀が追加利上げ3月以降の観測も浮上し円売りが下支えとなった。ポンド・ドルは1.2742ドルから1.2667ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8867フランから0.8928フランまで上昇した。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.