東証グロース市場250指数先物見通し:日銀短観次第も横ばいか
本日の東証グロース市場250指数先物は、日銀短観次第ながら横ばいの動きを想定する。前日12日の米国市場のダウ平均は234.44ドル安の43,914.12ドル、ナスダックは132.05pt安の19,902.84ptで取引を終了した。11月生産者物価指数(PPI)の予想外の加速を警戒し、寄り付き後、下落。ダウは予想外に弱まった雇用関連指標を警戒した売りや、管理医療会社のユナイテッドヘルス(UNH)の下落が重しとなり、一段安となった。ナスダックは長期金利の上昇が警戒され続落。終盤にかけ、株式相場は下げ幅を拡大し、終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、日銀短観次第ながら横ばいの動きを想定する。RSIやストキャスティクス、サイコロジカルラインといった、「相場の過熱感を測る」オシレーター系指標は中位に位置しており、過熱感はない。一方で、米株安の影響や週末の利益確定売りが警戒されるほか、朝方発表の12月日銀短観(大企業製造業DI)次第で上下どちらにも動く可能性があり、留意したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比変わらずの630ptで終えている。上値のメドは640pt、下値のメドは620ptとする。
《SK》