個人投資家・有限亭玉介:腰の重い資金が入る銘柄に注目!年末年始は淡々と利幅を狙う戦略も【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2024年12月9日14時に執筆
厚生労働省が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用利回りを現状の1.7%から1.9%へ引き上げる案を発表しました。これによって株式への投資配分が増えれば、株式市場へマネーが流入するのでは…との思惑が広がっているようです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
ボックス相場を形成して値動きの鈍い相場が続いておりましたが、GPIFの運用利回りを引き上げる方針は市場に良い刺激となりました。投資先に関しては国内株であるのか不明でも、政府が投資に前向きな姿勢を確認できた事は素直に好感できます。
ポジティブなニュースが出た一方で、年末に近づくにつれて節税売りを意識して投資をする必要がありますねぇ。やはり信用需給の悪い銘柄やあまり目立った動きがなかった銘柄などは、損出しで売られる可能性もありますのでアンタッチャブルですな。
加えて、来年1月20日からアメリカ大統領に就任するトランプ氏のネガティブな政策にハマる銘柄も嫌気されているようです。気になる関税については、中国・カナダ・メキシコからの輸入品へ追加関税を表明したとの事ですので、米国での売上が大きい自動車メーカーや半導体業界などは今後の業績がどうなるか注視すべきでしょう。
ところで、韓国で突然戒厳令が発令されるなど、昨今は日本含め各国で政治が不安定な印象を受けます。ある日突然に、政治体制が一変するような報道が発表されても不思議ではないですねぇ。「近くの戦争」の可能性も捨てきれないので、すぐに回避できるようなスタンスの投資を心掛けたいところです。さて、今回はそんなGPIFや海外投資家などの腰の重い資金に狙われそうな銘柄を中心にピックアップしてみましたよ。
まずは業績好調で年初来高値を更新したソニーG<6758>は、直近で自社株9328万7300株(発行済み株数の1.5%)の消却を発表して好感されました。GPIFが利回り目標引き上げの思惑でも、日本を代表する同社には思惑買いが流入しているようですねぇ。チャートは年末へ向けて、どこまで下値を切り上げるか注視しております。
同じく世界中で知られるゲーム機メーカーの任天堂<7974>は、ニンテンドースイッチの後継機が来年3月あたりに発売されるとの思惑が広がっておりますよ。チャート(日足)は7月の高値9170円を上回り、どこまで伸びるか監視中です。
75日線を上回って上昇トレンドを形成しているコナミグループ<9766>も年初来高値を更新しておりますよ。なんだかゲーム関連株の強さがここ最近で目立っておりますな。同社はゲームだけでなくスポーツクラブの運営やカジノ関連としての思惑もあり、25年3月期も過去最高益を更新する見通しです。
12月3日にフィギュア製造大手のグッドスマイルカンパニーとの新会社設立が材料視されたディーエヌエー<2432>は、その後年初来高値を更新しました。今年は横浜DeNAベイスターズも見事日本一になりましたし、次の25年3月期は通期でV字回復できるか注視です。
株主優待制度の新設が材料視されたエイチーム<3662>は、12月6日に発表した決算も好業績となりました。500株以上の株主を対象にクオカード10000円分を贈呈するとの事で、配当と併せて考えると大盤振る舞いですな。底値圏で冴えない動きから一気に動意したチャート(日足)は、決算後から上昇トレンドを形成できるか注目です。
最後に楽天グループ<4755>です。デフォルト危機が噂されて久しいですが、12月6日の大引け後に発表した株主優待を発表しており、これが100株以上保有の株主を対象に、「楽天モバイル」回線の音声+データ(30GB/月)プランを1年間無料で提供するとの内容で個人を中心にした買いが流入しているようですねぇ。海外投資家に向けた新たな株価刺激策にも期待です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》