スミダコーポが反落、xEV関連の需要減退で24年12月期業績予想を下方修正
スミダコーポレーション<6817>が反落している。前週末13日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を1487億円から1430億円(前期比3.2%減)へ、営業利益を60億円から40億円(同53.3%減)へ、純利益を21億円から5億円(同90.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
ドイツにおける補助金の打ち切りなど電気自動車(EV)市場における政府補助金支給要件の厳格化、金利の高止まりによる不動産投資の減速、中国経済低迷の長期化などによる影響で、グループにおけるxEV関連、太陽光発電関連、産業機器関連の需要減退が顕在化しており、特に欧州における車載関連市場やインダストリー関連市場の回復に時間を要していることが要因。また、構造改革に伴い退職一時金などに係る引当金約9億5000万円を計上することも響く。