アスクルが急反落、売上総利益率の低下響き上期営業利益が17%減
アスクル<2678>が急反落している。前週末13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5月21日~11月20日)連結決算が、売上高2379億3200万円(前年同期比2.9%増)、営業利益60億2800万円(同16.8%減)、純利益37億3900万円(同19.4%減)と2ケタ減益となったことが嫌気されている。
ASKUL事業で断続的な値上げや1回の注文につき配送料が無料になる配送バーの改定などで顧客数が減少したものの、中堅大企業向け売上高が堅調に推移し売上高は伸長した。ただ、為替影響による売上総利益率の低下や26年5月期期初に稼働予定の「ASKUL関東DC」に係る地代家賃の固定費の増加などが響き減益となった。
なお、25年5月期通期業績予想は、売上高5000億円(前期比6.0%増)、営業利益180億円(同6.2%増)、純利益112億円(同41.5%減)の従来見通しを据え置いている。