鳥越粉が後場上げ幅を拡大、株主還元方針の変更と株主優待制度の拡充を好感
鳥越製粉<2009>が後場終盤になって上げ幅を拡大している。午後3時ごろ、株主還元方針の変更を発表。従来は「配当性向40%以上を目標とする」としていたが、中期経営計画の期間中(24年12月期から26年12月期まで)は「配当性向100%を目標とする」と変更しており、好材料視されている。なお、24年12月期配当金は決算確定後に具体的な金額を算定するとしている。
同時に、25年6月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視されている。現行制度では毎年12月末時点で5単元(500株)以上の株式を保有する株主を対象に、自社の小麦粉を使用した特製「そうめん」(1箱4000円相当)を贈呈していたが、変更後はこれに加えて、25年6月末時点で5単元以上の株式を3年以上継続保有する株主を対象に自社の小麦粉を使用した「久留米ラーメン」(1箱3000円相当)を贈呈する。