16日の米株式市場の概況、NYダウ8日続落 ユナイテッドヘルスが売られる
16日の米株式市場では、NYダウが前週末比110.58ドル安の4万3717.48ドルと8日続落した。トランプ次期米大統領が、製薬業界の中間業者について「ノックアウト」する計画だと発言した。これを受けてユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が売られ、NYダウを押し下げた。ハイテク関連株は堅調に推移し、ナスダック総合株価指数は最高値を更新した。
ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>やシェブロン<CVX>が下落し、メルク<MRK>やホーム・デポ<HD>が軟調推移。シグナグループ<CI>とCVSヘルス<CVS>のほか、フォード・モーター<F>が下値を探った。一方、ハネウェル・インターナショナル<HON>が上伸し、ボーイング<BA>がしっかり。ウエスタン・ユニオン<WU>やカプリ・ホールディングス<CPRI>が株価水準を切り上げ、ブラックベリー<BB>が高い。
ナスダック総合株価指数は247.167ポイント高の2万0173.891と反発した。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベットC<GOOG>が買われ、オクタ<OKTA>が堅調。テスラ<TSLA>が上値を追い、レッド・キャット・ホールディングス<RCAT>が急伸した。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とエヌビディア<NVDA>が下落。アーム・ホールディングス<ARM>とスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安となった。