話題株ピックアップ【昼刊】:パーク24、MIXI、ソフトバンクG

注目
2024年12月17日 11時39分

■象印マホービン <7965>  1,770円  +202 円 (+12.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

16日に業績修正を発表。「前期経常を一転14%増益に上方修正」が好感された。

象印マホービン <7965> [東証P] が12月16日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年11月期の連結経常利益を従来予想の57億円→74億円(前の期は64.9億円)に29.9%上方修正し、一転して14.0%増益見通しとなった。

⇒⇒象印マホービンの詳しい業績推移表を見る

■パーク24 <4666>  1,994円  +146.5 円 (+7.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位

パーク24<4666>が急伸している。同社は16日の取引終了後、24年10月期の連結決算発表にあわせ、25年10月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比8.9%増の4040億円、最終利益は同15.4%増の215億円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画を示したほか、年間配当予想は同25円増配の30円に設定しており、好感されたようだ。駐車場事業では国内において更なるネットワークの拡大・強化を図る方針。海外では大型・長期契約に偏った事業ポートフォリオの最適化に努めリスク低減を図るほか、利益改善に努める。「タイムズカー」においては車両の1台あたりの稼働を伸長させ、サービス規模の拡大につなげる。24年10月期の売上高は前の期比12.4%増の3709億1300万円、最終利益は同6.2%増の186億2500万円だった。英国やオーストラリアでの契約関連無形資産や使用権資産、駐車場設備において合計で減損損失28億3100万円を計上。繰延税金資産の一部を取り崩し、税金費用として法人税等調整額15億7300万円を計上した。11月のタイムズパーキングの売上高は前年同月比11.0%増となった。

■MIXI <2121>  3,395円  +235 円 (+7.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位

MIXI<2121>は大幅続伸。同社は16日、新しいSNS「mixi2」をリリースした。短いテキストで手軽に日々の出来事を投稿でき、コミュニティーやイベントで仲の良い人たちと集まり交流することができるという。今後の業容拡大への期待から買いを集めている。

■NTT都市R <8956>  118,600円  +7,300 円 (+6.6%)  11:30現在

16日に決算を発表。「前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は2%増益へ」が好感された。

NTT都市開発リート投資法人 <8956> [東証R] が12月16日大引け後(15:30)に決算を発表。24年10月期の経常利益は前の期比3.2%増の43.5億円になり、従来予想の41.6億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。25年4月期も前期比2.3%増の44.6億円に伸びる見通しとなった。

⇒⇒NTT都市Rの詳しい業績推移表を見る

■オークネット <3964>  2,638円  +106 円 (+4.2%)  11:30現在

オークネット<3964>が反発している。同社は16日、東京センチュリー<8439>及び三菱HCキャピタル<8593>と、航続距離保証付き中古電気自動車(中古EV)リースサービスの構築に向けて基本合意したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このサービスは、利用可能な価値がまだありながらも海外に輸出されている中古EVを国内でリユースし、利用期間の延長により資源の国内循環を促進するもの。リース後の車両(新車登録後8~10年程度経過)はオークネットが買い取り、使用済みEVバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal(エナジー・ループ・ターミナル)」を通じて、リパーパスによる資源循環を進めるとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,782円  +361 円 (+3.8%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>が続伸、9000円台半ばで強調展開を示している。同社の孫正義会長兼社長が16日、トランプ次期米大統領と会談し、今後4年間で米国に1000億ドル(約15兆4000億円)を投資する計画を表明した。人工知能(AI)開発に向けたデータセンターへの投資などAI関連が中心となる見通しで、10万人の新規雇用を見込む。2016年のトランプ大統領就任時も今回と同じシチュエーションで500億ドルの投資を表明した経緯があるだけに、その時の連想も働くところ。今回もソフトバンクGのトランプ次期政権下でのビジネス展開力が増すことに期待する買いが足もと優勢となっている。

■TWOST <7352>  856円  +26 円 (+3.1%)  11:30現在

TWOSTONE&Sons<7352>が大幅高で9連騰。ITエンジニアの紹介サービスなどを手掛ける同社は17日、子会社のBranding Careerが運営する実践型プログラミングスクールで提供する講座の全コースに「生成AIカリキュラム」を新たに追加したと発表し、手掛かり視されたようだ。従来の受講料などサポート内容は変わらず、生成AIを活用できるITエンジニアとしてのスキルを取得できるようになるという。

■住友不動産 <8830>  4,788円  +143 円 (+3.1%)  11:30現在

住友不動産<8830>は大幅高。16日取引終了後、取得上限800万株(自己株式を除く発行済み株数の1.69%)、または350億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は12月17日から来年6月30日まで。保有する上場株式の売却代金を原資として実施するという。これが好感されている。

■サンバイオ <4592>  827円  -76 円 (-8.4%)  11:30現在

サンバイオ<4592>は大幅安。16日取引終了後に2~10月期連結決算を発表し、営業損益は24億8200万円の赤字(前年同期37億2500万円の赤字)だった。SB623慢性期外傷性脳損傷プログラムの承認に向けた製造関連の費用を中心とした研究開発費が重しとなった。これが売り材料視されている。

■ビジネスコーチ <9562>  1,476円  +299 円 (+25.4%) 一時ストップ高   11:30現在

ビジネスコーチ<9562>が大幅高となっている。同社は16日取引終了後、あおぞら銀行<8304>とビジネスマッチング契約を締結したと発表しており、これが材料視されているようだ。具体的には、あおぞら銀がビジコーチに人的資本経営に課題を持つ企業を紹介。ともに地域や企業の人材開発及び組織開発に係る課題解決を実現していくことで、事業展開を加速させるとしている。

■DWセラピ研 <4576>  159円  +29 円 (+22.3%)  11:30現在

デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>が3連騰している。16日の取引終了後、同社がアクチュアライズ(京都府京田辺市)と共同で開発を進めている再生医療用細胞製品「DWR-2206」について、国内第2相臨床試験で予定していた被験者への移植手術が全て完了したと発表しており、これを好感した買いが流入している。同試験は水疱性角膜症患者を対象に、DWR-2206の移植の安全性及び有効性を探索的に検討することが目的。現在、手術後の経過を観察しており、25年12月末までに評価・観察を終了する予定という。なお、同件による24年12月期業績予想の変更はないとしている。

■DAIWA CYCLE <5888>  3,915円  +700 円 (+21.8%) ストップ高   11:30現在

DAIWA CYCLE<5888>が4連騰でストップ高の3915円に買われ、上場来高値を更新している。16日の取引終了後、25年1月期の単独業績予想について、売上高を177億4500万円から183億1200万円(前期比19.4%増)へ、営業利益を10億8500万円から13億3500万円(同67.5%増)へ、純利益を6億5900万円から8億6800万円(同73.3%増)へ上方修正したことが好感されている。第3四半期までの実績をもとに通期業績予想を精査した結果、売上高が従来予想を上回る見通しとなったことが要因という。その第3四半期累計(2~10月)決算は、売上高142億1400万円(前年同期比20.4%増)、営業利益12億4800万円(同72.1%増)、純利益7億7700万円(同70.4%増)だった。8店舗の新規出店を行った効果に加えて、春の需要期から上場記念感謝祭を行ったほか、売れ筋商品の欠品抑制に努めることで店舗売り上げの最大化を図り既存店売上高が好調に推移した。また、電動アシスト車においてNB商品よりもお手頃価格なPB商品の品ぞろえを強化したことも寄与した。同時に11月度の売上速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比16.4%増と13カ月連続で前年実績を上回った。引き続き電動アシスト車及び修理の販売が好調に推移したことが牽引。なお、全店売上高は同24.0%増だった。

■アトラグループ <6029>  154円  +27 円 (+21.3%)  11:30現在

アトラグループ<6029>が急反発している。16日の取引終了後に株主優待品の変更を発表しており、好材料視されている。現行制度では毎年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に一律で「プレミアムサイリウム プラン」1箱30袋入り(4320円相当)を贈呈していたが、24年12月31日時点の株主からホットマッサージジェル「ほねつぎHOT」1個(4800円相当)を贈呈するとしている。

■POPER <5134>  694円  +94 円 (+15.7%) 一時ストップ高   11:30現在

POPER<5134>が一時ストップ高の水準となる前営業日比100円高の700円に買われた。16日の取引終了後に24年10月期の決算説明会における質疑応答要旨を公開。これを受け、学習塾向けのERP(統合基幹業務システム)「Comiru(コミル)ERP」の成長期待が膨らみ、買いが集まったようだ。24年10月期の売上高のけん引材料に関し、同社は中堅学習塾・個人塾の受注と大手学習塾向けの「ComiruERP」の2つが寄与したと指摘。「2025年の崖」として警告されるブラックボックス化した既存システムの刷新問題を大手学習塾が抱えるなか、「ComiruERP」がその要望を的確にとらえることができたと分析している。25年10月期においても、ComiruERPは多くの引き合いがあるといい、更に学習塾向けの決済サービスの投入も、同社のシステムの導入加速に貢献するとの見方を示している。決算説明会は13日にオンラインツールを通じて開催された。

■Terra Drone <278A>  1,899円  +215 円 (+12.8%)  11:30現在

Terra Drone<278A>が急反発している。16日の取引終了後、ドイツに本拠を置く世界的なドローン市場調査機関ドローン・インダストリー・インサイツ(DRONEII)が発表した「ドローンサービス企業 世界ランキング2024」で、産業用ドローンサービス企業として世界1位を獲得したと発表しており、好材料視されている。同ランキングは、世界の約900社に及ぶドローンサービス企業の情報をもとに、企業規模と事業成長、投資状況や資金調達額、財務データ、企業活動の規模、業界専門家による定性的評価の5つの基準で評価。同社が1位を獲得するのは、20年以来4年ぶりで2度目になる。同時発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算は、売上高31億1800万円、営業損益4億500万円の赤字となった。前年同期は四半期財務諸表を作成していないため比較はできないものの、赤字は主にM&Aや拠点設立、今後の事業拡大に向けた先行的な体制強化によるコスト増が要因としており、売上高、売上総利益はともに堅調という。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高41億2200万円(前期比39.1%増)、営業損益6億6900万円の赤字(前期2億4300万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■ニーズウェル <3992>  377円  +80 円 (+26.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

ニーズウェル<3992>は買い注文が集中。同社は金融や情報サービス業界向けなどを中心にシステム開発やソリューション事業を手掛けるほか、エンドユーザーからの直接受託にも積極展開をみせている。16日の取引終了後にプライム市場上場維持基準の必達に向けての中期計画を開示、25年6月までに株価目標600円という「6.600(ロクテンロクマルマル)作戦」(株主還元の向上、注力分野の成長とIR強化)を実行することを発表、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。

●ストップ高銘柄

大阪油化工業 <4124>  2,320円  +400 円 (+20.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

リベルタ <4935>  1,742円  +300 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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