東京株式(前引け)=反発、買い一巡後は伸び悩む展開に
17日前引けの日経平均株価は前営業日比62円57銭高の3万9520円06銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は9億4258万株、売買代金概算は2兆1038億円。値上がり銘柄数は548、対して値下がり銘柄数は1034、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は売り買い交錯のなかもリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は寄り後早々に300円以上の上昇をみせ3万9800円近辺まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場では引き続きハイテク株が買われ、ナスダック総合株価指数が史上最高値を更新したことや、外国為替市場で1ドル=154円台までドル高・円安が進んだことが追い風材料となった。ただ、買い一巡後はポジション調整の売りに伸び悩む展開に。今週は米国でFOMC、国内で日銀金融政策決定会合を控えており、この結果を見極めたいとの思惑が様子見ムードにつながっている。なお、値下がり銘柄数が1000を上回り、値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い大きく株価水準を切り上げたほか、IHI<7013>も物色人気。サンリオ<8136>も上値を追った。任天堂<7974>が高く、ディー・エヌ・エー<2432>も買われた。ファーストリテイリング<9983>も堅調。象印マホービン<7965>が急騰、セック<3741>も値を飛ばした。パーク24<4666>、MIXI<2121>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>なども大幅高。半面、売買代金首位のアドバンテスト<6857>が大幅安となったほか、レーザーテック<6920>も冴えない。フジクラ<5803>が利食いに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りが優勢。プロレド・パートナーズ<7034>が急落、セルソース<4880>の下げも目立つ。