日経VI:低下、金融イベント控え取引時間中は警戒感緩まず

市況
2024年12月17日 16時35分

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比-0.39(低下率1.95%)の19.57と低下した。なお、高値は21.41、安値は19.57。昨日の米株式市場は指数によって高安まちまちの展開だったが、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、市場では今晩から2日間開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)や18-19日の日銀金融政策決定会合が意識されている。こうした中、今日は取引開始後は株価の上値が重く、日経225先物が午後に下げに転じるなど軟調な展開だったこともあり、金融イベントが意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは取引時間中は昨日の水準を上回って推移。取引終了時に低下に転じた。

【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《SK》

提供:フィスコ

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