米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、イベント通過も金利高止まりを嫌気

市況
2024年12月18日 13時34分

(13時30分現在)

S&P500先物      6,130.75(+3.50)

ナスダック100先物  22,310.25(-4.25)

米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は47ドル高。米金利は底堅く、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。

16日の主要3指数は軟調。序盤から売りに押されナスダックとS&Pはマイナスに転じ、ダウは267ドル安の43449ドルと連続のマイナス記録を9日に伸ばした。この日発表された小売売上高は予想通り前回から改善し、良好な景況感を受け買いが入りやすい地合いとなった。しかし、緩和政策継続への期待感が低下するなか、長期金利は上昇基調を維持。エヌビディアなど主力ハイテクを中心に売りが継続し、相場を圧迫した。

本日は戻りの鈍い値動きか。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえ、0.25%の追加利下げに踏み切る公算。焦点となっている当局者の金利見通し(ドットチャート)で来年の利下げ回数が市場予想の4回を下回れば、緩和政策後退で失望売りが優勢となりそうだ。売り一巡後はイベント通過に伴い割安感の生じた銘柄に買戻しが見込まれるが、長期金利の高止まりでハイテクをはじめ主力セクターへの売りが続くとみる。

《TY》

提供:フィスコ

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