クオンタムが急伸 NASAから受注獲得=米国株個別
(NY時間14:29)(日本時間04:29)
クオンタム・コンピューティング<QUBT> 16.07(+4.99 +45.05%)
量子コンピュータのクオンタム・コンピューティング<QUBT>が急伸。米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターから受注を獲得したと発表した。契約は同社のエントロピー量子最適化マシン「Dirac-3」をNASAの先進的な画像処理およびデータ処理の要求に応用するというもので、同社にとって重要な前進となる。
この契約により、Dirac-3がレーダーで生成された干渉計データから最適な画像を再構成し、情報を抽出するための困難な位相アンラッピング問題の解決に適用されることになると説明している。
プロジェクトが成功すれば、特にビッグデータ処理能力の最適化において、NASAに長期的な利益をもたらすことが期待されるという。また、量子ソリューションが速度と品質の面で優位性をもたらす他の分野においても、同様の応用への道筋をつける可能性があるとしている。
【企業概要】
非線形量子光学を利用して、高性能コンピューティングアプリケーション向けの量子製品を開発・提供する。入手しやすく手頃な価格の製品は、高性能コンピューティング、人工知能、サイバーセキュリティ、リモートセンシングアプリケーションの分野で独自の機能を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース