ゼネラル・ミルズが決算受け下落 ガイダンスを下方修正=米国株個別
(NY時間09:46)(日本時間23:46)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 63.69(-2.25 -3.41%)
スナック、シリアルなど加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が下落。取引開始前に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。北米での売上が好調だった。既存事業売上高も予想外の増収となった。
ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気している模様。既存事業売上高の見通しを従来の0-1%の低い方に下方修正したほか、1株損益も赤字見通しに修正している。販促投資のコスト増の影響を見込んだ。
同社は声明で「第2四半期の業績には、計上のタイミングでの利益が含まれているが、これは下半期には逆転が予想される」と述べた。また、「通期ガイダンスには提案されている北米ヨーグルト事業売却の影響も、ホワイトブリッジ・ペット・ブタンズの北米事業の買収の影響も反映されていない」と述べた。これらの取引が完了次第、見通しに組み込む予定だという。
ハーマニングCEOは「2026年度以降の持続可能な成長に向けた体制はより強化される」と述べている。
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.40ドル(予想:1.22ドル)
・売上高:52.4億ドル 2%増(予想:51.2億ドル)
・北米小売:33.2億ドル(予想:32.8億ドル)
・北米フードサービス:6.30億ドル(予想:5.93億ドル)
・ペット:5.96億ドル(予想:5.73億ドル)
・海外:6.91億ドル(予想:6.99億ドル)
・粗利益率(調整後):36.3%(予想:35.0%)
・既存事業売上高:1%増(予想:1%減)
(25年度通期見通し)
・既存事業売上高:従来の0~1%の低い方(予想:0.6%増) ・1株損益(調整後):1~3%減(従来:1%減~1%増)
・営業損益(調整後):2~4%減(従来:0~2%減)
【企業概要】
消費者向けブランド食品をグローバルに製造・販売する。スナック類・シリアル・ミールキット・ヨーグルト・アイスクリーム・ベーキング材料・冷蔵冷凍生地などのほか、天然素材のペットフードを提供する。北米の外食産業・業務用ベーカリー業界向けのブランド・ノーブランド食品も提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース