マイクロン、本日引け後に決算 HBM事業の動向に注目=米国株個別

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2024年12月19日 0時26分

(NY時間10:23)(日本時間00:23)

マイクロン<MU> 110.82(+2.22 +2.04%)

マイクロン<MU>が本日引け後に9-11月期決算(第1四半期)を発表するが、市場はAIメモリ事業の進捗に関する最新情報に注目しているようだ。全体のコンセンサス予想は売上高が87億ドル、1株利益(調整後)は1.76ドルが見込まれている。

同社はPCやサーバーで使用されるDRAM、およびスマートフォンやソリッドステート・ハードドライブで使用されるフラッシュメモリのリーダー的存在だが、最近ではAIサーバー用のHBM(高帯域幅メモリ)の主要サプライヤーでもあり注目されている。

9月に経営陣は、24年度(8月期末)のHBM事業の売上高が数億ドルに達したと述べた。AIサーバーからの需要が急増しており、HBM市場全体が暦年2023年の約40億ドルから、2025年には250億ドル超に急成長すると期待している。これらの数値に変更があれば、株主にとって注目情報となろう。

今年の同社株は年初来で27%上昇しているが、ベンチマークとなっているiシェアーズ半導体ETF<SOXX>は17%上昇となっており、アウトパフォームしている状況。

アナリストは、最近の業績はすべてAIの強さが短中期的に継続する可能性が高いことを示唆していると指摘。短期的なHBMの需要も引き続き堅調だという。一方、投資家は消費者向けのPC市場におけるメモリチップの一時的な弱さはある程度目をつぶるべきだとも述べている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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