本日も量子コンピューティングに買い 来年の人気化への期待?=米国株個別

材料
2024年12月19日 1時49分

(NY時間11:45)(日本時間01:45)

Dウェイブ・クオンタム<QBTS> 9.42(+1.02 +12.16%)

クオンタム・コンピューティング<QUBT> 22.00(+5.21 +31.03%)

Dウェイブ・クオンタム<QBTS>、クオンタム・コンピューティング<QUBT>といった量子コンピューティングの銘柄に本日も買いが強まっている。特段の買い材料は見当たらないが、12月に入って人気化している。

Dウェイブがシリコンバレーでの「Q2b24」のイベントで、実世界の量子コンピューティングの応用例を披露したことが買いのきっかけとなっているようだ。そこでは労働力スケジューリング、モバイルネットワークのパフォーマンス、製造プロセスなどの複雑な最適化問題に対する量子コンピューティングソリューションの実例を紹介していた。

また、今週はクオンタム・コンピューティング<QUBT>が米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターから受注を獲得したと発表したことで株価が急伸している。

今年はAI関連が人気化し資金が集中していたが、来年は量子コンピューティングがブームになるのではとの思惑が、個人投資家中心に高まっているのかもしれない。それらの銘柄はいずれも低位株でもある。

【企業概要】

*Dウェイブ・クオンタム

米国内外の企業・研究施設などに向けて、量子コンピュータシステム・ソフトウェア・サービスを開発・提供する。商業利用に焦点を当てた実用的な量子アプリケーションを、物流・人工知能・材料科学・創薬・サイバーセキュリティ・障害検出・金融モデリングなど様々な分野に提供する。

*クオンタム・コンピューティング

非線形量子光学を利用して、高性能コンピューティングアプリケーション向けの量子製品を開発・提供する。入手しやすく手頃な価格の製品は、高性能コンピューティング、人工知能、サイバーセキュリティ、リモートセンシングアプリケーションの分野で独自の機能を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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