株価指数先物【昼】 25日線水準回復ならショートカバーを誘う可能性

市況
2024年12月19日 11時55分

日経225先物は11時30分時点、前日比520円安の3万8680円(-1.32%)前後で推移。寄り付きは3万8440円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8460円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直前には、一時3万8210円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただし、売り一巡後は押し目狙いのロングの動きやショートカバーが入り、中盤にかけて3万8830円まで下げ幅を縮めた。その後は日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、3万8700円を挟んでの推移となった。

日経225先物は、朝方はインデックスに絡んだ商いが集中する形から3万8210円まで急落したが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8340円)を下回ってきたことで、押し目待ち狙いのロングが入りやすいところであろう。売り一巡後は75日移動平均線(3万8440円)、200日線(3万8480円)を上回っての推移をみせており、日銀会合を無難に通過するようだと、アク抜けを狙ったロングの動きが強まる可能性はありそうだ。25日線が位置する3万8850円辺りを捉えてくると、ショートカバーが入りやすいだろう。

NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。75日線(14.33倍)を下回って始まり、25日線(14.28倍)、200日線(14.26倍)水準まで下げてきた。200日線が支持線として意識されてくる可能性もあり、底堅さを見極めつつ、NTロングへの転換を想定しておきたいところである。

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