外為サマリー:一時155円40銭台に上昇、日銀は追加利上げ見送る
19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円23銭前後と前日午後5時時点に比べ1円60銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=161円16銭前後と同3銭程度のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前9時時点では154円60銭前後で推移していたが、午前11時50分過ぎに日銀金融政策決定会合での金融政策の現状維持が発表されたことを受け一気にドル高・円安が進行。11月下旬以来、約1カ月ぶりに155円台に乗せ、午後2時10分過ぎには155円46銭まで値を上げた。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利下げが発表されたが、同時に発表されたドットチャートでは25年の利下げ回数の見通しが従来の4回から2回とされたことから米長期金利が上昇。更に日銀が追加利上げを見送ったことから、日米金利差拡大への思惑からドル高・円安が進行した。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0381ドル前後と同0.0110ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。