トランプ氏が債務上限の撤廃支持、政府閉鎖回避へ下院議長に圧力
トランプ次期大統領は共和党のジョンソン下院議長が超党派で進めていたつなぎ予算案への反対を表明したのに続き、本日は連邦債務上限を撤廃すべきだとの考えを示した。
トランプ氏はNBCニュースとのインタビューで、「債務上限を完全に撤廃することは、議会が成し得る最も賢明なことだ。私は全面的に支持する」と述べた。
一方、民主党のウォーレン上院議員もXへの投稿で、議会は債務上限を撤廃すべきだとのトランプ氏の考えに同意すると述べた。政府機関閉鎖を回避するための期限が明日に迫っている。
トランプ氏が反対したつなぎ予算案には、メリーランド州ボルティモアの橋崩落や記録的なハリケーン被害に対応する1000億ドルの災害救援費や、農家への追加支援金100億ドルなどが含まれていた。トランプ氏はつなぎ予算の合理化と伴に、債務上限に関する議論を開始するよう要求していた。
トランプ氏は別のインタビューで、「ジョンソン議長が断固とした強硬な行動で民主党が仕掛ける罠を排除すれば、容易に議長に留まることができる」と語った。
共和党議員の一部からは来年の新議会で、次期政権で歳出削減を主導する政府効率化省(DOGE)の責任者に起用されたマスク氏を下院議長に推す声も出ている。下院議長が現職の下院議員でなければならないとの規定はない。
株探ニュース