プーチン大統領、トランプ氏との会談に前向き
プーチン大統領は19日、トランプ次期米大統領との会談に前向きな姿勢を示した。プーチン大統領はテレビ放映された年次会見で「トランプ氏といつ会うのかは分からない。それについて何も言っていない」と発言。さらに「彼とは4年以上まったく話していない。もちろん、トランプ氏が望めば、いつでも話し合う準備はできている」と続けた。
トランプ氏はウクライナのゼレンスキー大統領に対し、「取引を行う準備をすべきだ」と発言。領土奪還というウクライナの望みを意に介さない姿勢を示した。
トランプ氏はプーチン氏にも取引合意に向けての準備を望んでいる。ただトランプ氏はこれまでのところ、戦争終結に向けたウクライナとロシアの交渉をどう実現させるのか、またその条件については明らかにしてない。
ウクライナ東部で攻勢を強めるロシアは即時停戦への合意に消極的だ。プーチン氏は交渉を行う意思は示しているが、戦場における現状を踏まえた上で交渉を行よう主張している。また、ウクライナに対し、NATO加盟の目標を放棄することも求めている。
プーチン氏は年次会見で、今月ロシアに亡命したシリアのアサド前大統領について、「アサド氏がモスクワに到着して以来、会っていない」と説明。その上で「アサド氏とは話すつもりであり、必ずそうする」と語った。
株探ニュース