アクセンチュアが決算受け上昇 通期の売上高見通しを上方修正=米国株個別
(NY時間13:11)(日本時間03:11)
アクセンチュア<ACN> 370.96(+23.35 +6.72%)
ITコンサルのアクセンチュア<ACN>が上昇。取引開始前に9-11月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しは下方修正したものの、売上高見通しは上方修正した。生成AIの新規ブッキングは12億ドル、四半期配当は1株1.48ドルとしている。
アナリストは「現在のマクロ環境下での今回の売上高見通しの上方修正は驚くべきことで、生成AIの顧客による支出増加と、AI関連以外のプロジェクトの安定性が相まって実現した可能性が高い」と述べた。また、「同社のコンサルティングのブッキングの増加は心強く、売上加速の可能性を大いに示唆している」とも述べている。
(9-11月・第1四半期)
・1株利益(調整後):3.59ドル(予想:3.42ドル)
・売上高:176.9億ドル 9%増(予想:171.5億ドル)
コミュニケーション、メディア、テクノロジー:28.6億ドル(予想:28.1億ドル)
金融サービス:31.7億ドル(予想:30.1億ドル)
製品:54.3億ドル(予想:51.2億ドル)
ヘルスケアおよび公共サービス:38.1億ドル(予想:36.9億ドル)
リソース:24.2億ドル(予想:23.6億ドル)
・新規受注高:187億ドル(予想:184.5億ドル)
コンサルティング:92億ドル(予想:91.2億ドル)
マネージド・サービス:95億ドル(予想:95.4億ドル)
(12-2月・第2四半期見通し)
・売上高:162~168億ドル(予想:166.8億ドル)
(25年度通期見通し)
・売上高:4~7%増(従来:3~6%増)
・1株利益(調整後):12.43~12.79ドル(従来:12.55ドル~12.91ドル)(予想:12.74ドル)
・FCF:88~95億ドル
【企業概要】
戦略・コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションの各分野で幅広く、デジタル機能を備えたプロフェッショナルサービスを世界で提供する。通信・メディア・テクノロジー、金融サービス、医療・公共サービス、製品、資源の各産業グループに関する専門知識を活かして、顧客に価値を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース