アジア株 豪州株3カ月ぶり安値、豪利下げ開始さらに遅れるとの見方 クリスマス前の持ち高調整も
アジア株 豪州株3カ月ぶり安値、豪利下げ開始さらに遅れるとの見方 クリスマス前の持ち高調整も
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19787.30(+34.79 +0.18%)
中国上海総合指数 3388.23(+18.19 +0.54%)
台湾加権指数 22620.90(-311.35 -1.36%)
韓国総合株価指数 2397.75(-38.18 -1.57%)
豪ASX200指数 8063.20(-105.02 -1.29%)
インドSENSEX30種 78853.81(-364.24 -0.46%)
アジア株はまちまち。
香港株と上海株は反発、追加支援策期待の買いが支え。中国習近平国家主席は政府高官に対し来年好スタートを切るよう要請、中国首相も経済対策の早期実施を呼び掛けている。人民元下げ止まりを受け安堵感も広がっている。中国人民銀行は2営業日続けて元の中心レートを予想よりも1000pips以上も元高方向に設定した。オフショア人民元は対ドルで上昇している。
豪州株は約3カ月ぶり安値をつけている。FRBはインフレ抑制に政策の焦点を再び置く姿勢を示した。豪州でもインフレが高止まりしており、タカ派FOMCを受け豪中銀の利下げ開始がさらに遅れるとの懸念が広がっている。来年は米中貿易摩擦問題、それに伴う米インフレ再加速が警戒される。それはもちろん豪州経済にも影響する。また、豪州株は今月初めに史上最高値をつけたことから、クリスマス・年末年始休暇を前にした利益確定の売りも広がっている。
韓国株と台湾株は大幅安。米ナスダック続落が嫌気されておりハイテク関連が総じて下落している。米株は時間外でも下落、ダウは一時200ドル近く下げ、ナスダックは0.8%下げる場面があった。トランプ次期大統領が支持する「つなぎ予算案」を下院が否決したことで、米政府機関閉鎖が警戒されている。