東証グロース市場250指数先物見通し:クリスマスを前に様子見か
本日の東証グロース市場250指数先物は、クリスマスを前に様子見となりそうだ。先週末の米国市場のダウ平均は498.02ドル高の42,840.26ドル、ナスダックは199.83pt高の19,572.60ptで取引を終了した。一部ハイテク株に売りが先行し寄り付きこそ下落したものの、11月個人消費支出(PCE)価格指数がインフレ抑制の進展を示唆したことを支えに上昇した。ダウ平均は一時前日比で800ドル超上昇する場面があったが、本日は株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なる「トリプルウィッチング」にあたり持ち高調整の売りが見られたほか、政府閉鎖の可能性が投資家心理の重石となり、午後に入り伸び悩んだ。本日の東証グロース市場250指数先物は、クリスマスを前に様子見となりそうだ。米国株高は追い風といえるものの、クリスマスで商いの減少が見込まれ、大きな値動きは見込み難い。株価は主要移動平均線を下回っており、相場の冬枯れも意識される。一方で、日足一目均衡表の先行スパン(雲)上限が下値サポートとして機能しており、同水準維持なら、巻き戻しも視野に入るだろう。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比1pt安の614ptで終えている。上値のメドは620pt、下値のメドは610ptとする。
《SK》