話題株ピックアップ【夕刊】(3):ファンペップ、トゥルーD、GFA
■ファンペップ <4881> 172円 +45 円 (+35.4%) 一時ストップ高 本日終値
ファンペップ<4881>が後場急伸。正午ごろ、皮膚潰瘍を対象疾患として開発中の機能性ペプチド「SR-0379」の追加第3相臨床試験について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)による所定の調査が終了し、同試験を開始したと発表しており、開発進捗を好感した買いが入った。なお、同薬の開発は塩野義製薬<4507>との共同開発により日本で進められている。
■True Data <4416> 930円 +150 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
True Data<4416>はストップ高。前週末20日の取引終了後、伊藤忠商事<8001>と食品メーカーや小売業向けのデータマーケティング支援事業で資本・業務提携すると発表。これを好感した買いが膨らんだ。伊藤忠が提供するデータ分析システム「FOODATA(フーデータ)」と、トゥルーDのID-POSデータや分析システムを連携し、食品メーカー向けの新サービス「FOODATA ID-POS powered by True Data」の提供を2025年1月から開始する。伊藤忠はトゥルーDの既存株主から12万株(発行済み株式総数の2.51%)を取得する予定。
■GFA <8783> 780円 +100 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
GFA<8783>は急騰。同社株は今月中旬以降ストップ高を交え急騰トレンドへ突入、前週末も100円高は値幅制限いっぱいとなる680円に買われる人気となるなど投資資金の攻勢が際立っている。前週末取引終了後に薬用育毛ローションを開発するベンチャー企業、エムワン(東京都港区)の全株式を取得し子会社化することで基本合意を締結したことを発表、これが新たな買い材料として物色人気を加速させている格好だ。貸株市場を経由した空売りも高水準に積み上がっており、踏み上げ相場の様相もみせている。
■SMN <6185> 462円 +58 円 (+14.4%) 一時ストップ高 本日終値
SMN<6185>が急騰。同社はビッグデータや人工知能(AI)を活用したネット広告配信企業で、ソニーグループ<6758>系列の企業ということもあってマーケットからの注目度が高まっている。デジタル広告・マーケティングのインハウス化を支援するデジタルハウスエージェンシーに今期から本格的に傾注しており、これが収益貢献している。前期に急回復した営業利益は今期も前期比47%増の1億5000万円を見込むが、更に上振れる公算が大きいとみられる。また、26年3月期も高水準の伸びが見込まれる局面にあり、12月に入って投資資金の流入が加速、大勢3段上げの様相を見せている。
■ホクシン <7897> 112円 +13 円 (+13.1%) 本日終値
ホクシン<7897>が大幅高。同社は20日取引終了後、ワークスタジオ(東京都新宿区)及びモリリン(愛知県一宮市)と、廃棄衣類繊維を原料とする量産型繊維リサイクルボード「PANECO board M」の製造に関する基本協定書を締結したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。各社の役割は、ワークスタジオが開発、モリリンが販売・設備投資、ホクシンが製造を担当。設備の本格稼働は27年となる見通しで、製品としては100%廃衣料製品と、49%木質51%廃棄衣類繊維ボードの2種類を予定しているという。
■セルム <7367> 374円 +24 円 (+6.9%) 本日終値
セルム<7367>が3営業日ぶりに反発。同社は20日取引終了後、通訳・翻訳事業などを手掛けるKYT(東京都港区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。株式取得先はベーシック・キャピタル・マネジメント(東京都中央区)が運営するファンドで、株式譲渡実行日は27日を予定。取得価額28億円(アドバイザリー費用は除く)は、みずほ銀行から借り入れるとしている。
■サツドラHD <3544> 839円 +53 円 (+6.7%) 本日終値
サツドラホールディングス<3544>が大幅続伸。前週末20日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5月16日~11月15日)連結決算が、売上高496億4600万円(前年同期比3.8%増)、営業利益8億7600万円(同28.7%増)、純利益4億6900万円(同43.0%増)と大幅増益で着地したことが好感された。物価上昇による生活防衛意識の高まりを受けて1人あたりの買上点数は減少したものの、インバウンドや化粧品需要の回復に加えて、物価上昇などによる客単価の増加でドラッグストア売上高が増加した。また、前期に一部計上した衛生用品などの評価損の反動があったほか、アプリ推進による収益基盤の改善も利益を押し上げた。なお、25年5月期通期業績予想は、売上高1000億円(前期比4.7%増)、営業利益14億円(同1.1%増)、純利益4億8000万円(同2.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■ランドビジネス <8944> 221円 +12 円 (+5.7%) 本日終値
ランドビジネス<8944>は商い伴い急伸。前週末20日取引終了後、25年9月期連結業績予想について売上高を156億6500万円から180億円(前期比80.5%増)へ、営業損益を7億5500万円の赤字から6億2000万円の黒字(前期15億5100万円の赤字)へ上方修正すると発表した。販売用不動産の売却が寄与する見通し。これを好感した買いを集めた。
■アール・エス・シー <4664> 727円 +33 円 (+4.8%) 本日終値
アール・エス・シー<4664>が大幅反発。前週末20日の取引終了後、ビルや店舗などの清掃業を営むクリーンフォース(東京都荒川区)の全株式を25年1月31日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。今回の子会社化により、グループの清掃部門との協働により事業拡大を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、25年3月期業績への影響は軽微としている。
■田中建設工業 <1450> 2,336円 +90 円 (+4.0%) 本日終値
田中建設工業<1450>が大幅続伸。前週末20日の取引終了後、1月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、好材料視された。投資単位あたりの金額を引き下げ株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることが目的という。
●ストップ高銘柄
リベルタ <4935> 2,800円 +500 円 (+21.7%) ストップ高 本日終値
レオクラン <7681> 1,019円 +150 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
マーケットE <3135> 1,114円 +150 円 (+15.6%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
REVOLUTION <8894> 490円 -100 円 (-17.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース