ダウ先物は反落も、ナスダック100は上昇 今週はクリスマス週=米国株

市況
2024年12月23日 22時44分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:33)(日本時間22:33)

ダウ先物 43179(-137.00 -0.32%)

S&P500 6000.50(-1.25 -0.02%)

ナスダック100先物 21625.50(+59.00 +0.27%)

きょうの米株価指数先物市場でダウ先物は反落しているものの、ナスダック100は上昇。今週はクリスマス週で市場の動意も小さくなることが予想される中、本日の株価指数先物市場はまちまちの動きを見せている。米株式市場は、明日がクリスマス・イブで短縮取引、明後日はクリスマス当日で休場となるが、先週まで波乱の多い週が続いた後だけに、今週は比較的様子見の雰囲気が広まりそうだ。

投資家たちは、いわゆるサンタクロース・ラリーが株式市場を好調に終わらせると期待している。1969年以降、S&P500は年末の5営業日と1月の最初の2営業日の平均で1.3%上昇。また、12月後半は通常、年間を通じて2番目に好調な時期であり、特に大統領選が行われた年のS&P500は83%の確率で上昇しているという。

「市場の主な上昇トレンドは依然健在で、今年はサンタクロースがブロード&ウォール街にやって来る可能性を諦めていない」といった声も聞かれる。

今月はジェットコースター相場を見せ、ダウ平均は1974年以来最長の10日連続の下落を記録。先週のFOMCでFRBが来年の利下げ幅が以前の予測よりも少ないことを示唆したことを受け、ダウ平均は1100ドル急落した。一方、予想を下回るインフレ指標の発表により、その下落分の一部を取り戻している。12月のダウ平均は4.6%下落し、S&P500は1.7%下落。一方、ナスダックは1.8%の逆行高となっている。

政治面では3カ月のつなぎ予算案を議会が可決し、政府機関の閉鎖は回避されている。

クアルコム<QCOM>が時間外で上昇の一方、アーム<ARM>が下落。ライセンス契約を巡ってアームがクアルコムを訴えていた訴訟で、デラウェア州の連邦地裁の陪審が20日に、クアルコムのライセンス契約違反はなかったとの評決を下した。

ビデオ共有プラットフォームを手掛けるランブル<RUM>が時間外で急伸。仮想通貨のステーブルコインの発行などを手掛けるテザー社が、1株7.50ドルで同社株を取得し、総額7.75億ドルを出資すると伝わった。

イーライリリー<LLY>が時間外で続伸。同社の減量薬「ゼップバウンド」が睡眠時無呼吸症候群の治療薬として初めてFDAが承認し、この大ヒット薬の保険適用拡大への道が開かれた。

宇宙製品や関連サービスのインテュイティブ・マシーンズ<LUNR>と、通信技術ネットワークを手掛けるビアサット<VSAT>が時間外で上昇。NASAが近宇宙ネットワークの商業的地球直達機能サービスを拡大するため、同社などの企業を選定した。

(NY時間08:43)(日本時間22:43)時間外

クアルコム<QCOM> 156.00(+3.11 +2.03%)

アーム<ARM> 128.62(-3.53 -2.67%)

ランブル<RUM> 9.96(+2.77 +38.46%)

インテュイティブ・マシーンズ<LUNR> 14.29(+0.72 +5.31%)

ビアサット<VSAT> 8.97(+0.18 +2.05%)

アップル<AAPL> 254.50(+0.01 +0.00%)

マイクロソフト<MSFT> 436.17(-0.43 -0.10%)

アマゾン<AMZN> 224.88(-0.04 -0.02%)

アルファベット<GOOG> 193.40(+0.44 +0.23%)

テスラ<TSLA> 429.30(+8.24 +1.96%)

メタ<META> 587.00(+1.75 +0.30%)

エヌビディア<NVDA> 135.51(+0.81 +0.60%)

AMD<AMD> 120.60(+1.39 +1.17%)

イーライリリー<LLY> 780.10(+12.34 +1.61%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.