【市場反応】米11月耐久財受注速報値/11月シカゴ連銀全米活動指数、ドル高止まり
米商務省が発表した11月耐久財受注速報値は前月比-1.1%と10月+0.8%からマイナスに落ち込んだ。6月来で最低。国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財(航空機を除く非国防)の出荷は前月比+0.5%と、10月+0.4%に続き2カ月連続のプラス。伸びは前月から鈍化予想に反し拡大し、1月来で最大となった。
同時刻に発表された米11月シカゴ連銀全米活動指数は-0.12と、10月-0.50から予想以上に改善し8月来で最低となった。
米耐久財がGDPにプラスに寄与するとの見方に米国債相場は引き続き軟調。10年債利回りは4.55%と、19日来の高水準で推移した。ドル買いも優勢となり、ドル・円は157円21銭でドル高止まり。ユーロ・ドルは1.0386ドルまで下落し、日中安値を更新。ポンド・ドルは1.2526ドルの安値圏でもみ合った。
【経済指標】
・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:-0.12(予想:-0.15、10月:-0.50←-0.40)
・米・11月耐久財受注速報値:前月比-1.1%(予想:-0.3%、10月:+0.8%←+0.3%)
・米・11月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比-0.1%(予想:+0.3%、10月:+0.2%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.5%(予想:+0.2%、10月:+0.4%←+0.3%)
《KY》