前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2024年12月24日 5時20分

■レボリュー <8894>  490円 (-100円、-17.0%) ストップ安

REVOLUTION <8894> [東証S]がストップ安。同社は前週末20日の取引終了後、24年10月期の連結決算を発表。売上高は前の期比2.3倍の55億6600万円、経常損益は3億3100万円の黒字(前の期は4億800万円の赤字)となった。経常損益の黒字幅は会社計画を下回って着地した。25年10月期の売上高は前期比9.2倍の514億7200万円と大幅な増収を計画する一方、経常損益は7億8700万円の赤字の見通し。再び経常赤字に転落する予想を示したことをネガティブ視した売りが膨らんだようだ。投資型クラウドファンディング事業を展開するWeCapitalを連結子会社化したことに伴い、25年10月期は売上高が大きく伸びる。半面、のれんの償却費が利益を圧迫する要因となる。

■日本新薬 <4516>  3,849円 (-334円、-8.0%)

東証プライムの下落率3位。日本新薬 <4516> [東証P]が急反落。同社は23日、サレプタ・セラピューティクス <SRPT> との米国訴訟の公判の評決結果について開示を行った。サレプタ社が西オーストラリア大学から取得した特許が有効であるとしたうえで、日本新薬によるデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬の販売行為に基づき、サレプタ社の損害額が1億1520万ドルとなるとの陪審評決が下されたという。発表を嫌気した売りがかさんだようだ。日本新薬はサレプタ社に知的財産の防御目的でデラウェア州連邦地裁に訴訟を提起していたが、その後サレプタ社は知的財産権の侵害を理由に反訴を起こしていた。日本製薬は今後、陪審審理後の申し立てや控訴を含むあらゆる選択肢を検討していくとしている。

■HIS <9603>  1,514円 (-36円、-2.3%)

エイチ・アイ・エス <9603> [東証P]が3日続落。前週末20日取引終了後、24年10月期連結業績予想について純利益を70億円から未定(前の期26億1800万円の赤字)へ修正すると発表した。子会社における雇用調整助成金の不正受給を巡る問題に関し、調査結果によっては繰延税金資産の算定における前提条件の再検討など、会計処理の方法を含めて未確定な要素が多いため。配当予想も10円から無配(前の期無配)に見直した。これを嫌気した売りが出た。

※23日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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