アジア株 上海株上昇、香港株1週間ぶりに2万ポイント回復 中国当局が住宅に関する年次会議開催
アジア株 上海株上昇、香港株1週間ぶりに2万ポイント回復 中国当局が住宅に関する年次会議開催
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 20082.39(+199.26 +1.00%)
中国上海総合指数 3370.63(+19.42 +0.59%)
台湾加権指数 23282.12(+177.58 +0.77%)
韓国総合株価指数 2438.87(-3.14 -0.13%)
豪ASX200指数 8210.50(+8.92 +0.11%)
アジア株は韓国を除いて上昇、前日の米株高を好感して買い優勢で始まった。土壇場で米政府機関閉鎖が回避されたことで安堵感が広がっているほか、米インフレ鈍化に進展が見られたことで来年の米利下げ期待が広がっている。また、先ほど中国当局が住宅に関する年次会議を開催したとの報道も好感されている。
ただ、欧米やアジア、オセアニアなど主要市場がクリスマス休暇入りとなるため、値動きは限定的にとどまっている。クリスマスイブのため本日は豪州株式市場は日本時間12時10分まで、香港株式市場は13時10分までの短縮取引となる。
上海株は0.59%高、当局が住宅に関する年次会議を開催したとの報道を受け景気刺激策期待が広がっている。香港株は1週間ぶりに2万ポイントの大台を回復。自動車や不動産、銀行、ハイテク、エネルギー関連が軒並み上昇している。
豪州株は小幅高、年明け最初の会合で豪中銀が利下げに踏み切るとの期待が広がっている。中銀政策委員の新たなメンバーにハト派のフライマッキビン氏が起用された。同氏は2022年の積極的な金融引き締め策のとき低金利を支持していた。
豪中銀は12月会合の議事録を公表、インフレ進展に自信深めるも勝利宣言は時期尚早だとしている。ただ、将来的な金融緩和も議論したとしており、次回会合までに発表される雇用統計や物価データ次第では2月利下げの可能性もある。
韓国株はやや軟調。きょう発表された韓国12月の消費者信頼感は88.4と前回の100.7から大きく低下し、22年11月以来の低水準となった。低下幅はコロナパンデミック時の20年3月以降最大となる。今月初めの戒厳令巡る政治不安と金融市場の混乱を受け消費者信頼感が大きく低下した。