キヤノンが5連騰で年初来高値を更新、外資系証券が目標株価引き上げ
キヤノン<7751>が5連騰で年初来高値を更新。2008年以来の高値圏で推移している。同社の24年12月期は売上高が前期比8.6%増の4兆5400億円、最終利益が同22.9%増の3250億円となる見通し。年間配当予想は同10円増配の150円とする。想定為替レートを円高方向に見直したことで10月に業績予想を下方修正したものの、実勢レートは想定レートに対し円安水準での推移を続けている。25年12月期は中期経営計画の最終年度となり、売上高4兆5000億円以上、営業利益率12%以上の目標を掲げている。モルガン・スタンレーMUFG証券は23日、キヤノンについて、2025年の注目銘柄としたうえで、今後の業績のアップサイドが期待でき、バリュエーションにも割高感はないと指摘し、「オーバーウエート」を継続。目標株価を5700円から6200円に引き上げた。