<マ-ケット日報> 2024年12月24日
24日の市場は日経平均が反落。終値は前日比124円安の3万9036円だった。前日の米国株が半導体主導で高かった流れを受けて取引序盤は80円ほど上昇した。買い一巡後は海外投資家がクリスマス休暇に入っている影響もあって買い手不足から次第に小甘い動きへ。10時過ぎにはマイナス圏へ落ちるなど国内に買い材料がないことがそのまま反映されている。年末接近で主要プレーヤーも乏しくなっており、3万9000円台を維持するのが精一杯のようだ。
昨日の米国市場は半導体株の上昇に支えられてダウ平均は小幅ながらも3日続伸した。この日は12月の消費者信頼感指数や新築住宅販売件数が事前予想を下回り、景気懸念からダウ平均は午前中に300ドルほど下げる場面があった。しかし、ブロードコム、エヌビディア、クアルコムなど主力半導体株に買いが入り巻き返しへ。半導体・ハイテク株中心に市場をけん引する形が明確になっており、米国株の先高期待は崩れていない。
さて、東京市場は米ハイテク株高と1ドル=157円台の円安で外部環境は追い風に。ただ、それ以上の買い材料がなくいつものように途中から息切れする展開となった。チャート面では25日、75日、200日といった短期、中期、長期全ての移動平均線を上回ってるのでトレンド的には安定している。一方、日足陰線が多く勢いが続かない様子も鮮明だ。(ストック・データバンク 編集部)