【↓】日経平均 大引け| 反落、朝高も薄商いのなか値を消す (12月24日)

市況
2024年12月24日 18時24分

日経平均株価

始値  39210.23

高値  39245.75(09:23)

安値  38995.76(10:55)

大引け 39036.85(前日比 -124.49 、 -0.32% )

売買高  18億4806万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆0943億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は反落、朝高後に値を消す展開

2.米株高で半導体関連株の上昇も、引き継げず

3.経営統合に動きだしたホンダ、日産自が高い

4.日経平均は後場は終始軟調も下げ幅は限定的

5.海外投資家不在で売買代金は今年最低を記録

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比66ドル高と3日続伸した。クリスマス休暇を控えて薄商いとなる中、半導体関連株が買われ指数を押し上げた。

東京市場では、朝方は買いが優勢で始まったが、その後日経平均株価は値を消す展開となり、後場は終始マイナス圏での推移となった。

24日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が上昇したことや、外国為替市場でドル高・円安が進行したことを受け、朝方はリスク選好の地合いでスタートした。しかし、海外機関投資家がクリスマス休暇で参戦がまばらとなるなか、上値も重かった。前日の米株市場で半導体関連の主力株が軒並み上昇したにもかかわらず、売買代金上位の半導体製造装置関連株が冴えない値動きだったことや、電線株などが軟調で全体指数を押し下げる展開に。一方、自動車セクターは大手メーカーの経営統合の動きなどが刺激材料となり物色人気を博した。このほか海運株なども買われている。日経平均は午後の取引で終始軟調だったが、下値は固く大引けでも3万9000円台を維持した。なお、プライム市場の売買代金は3兆円強と低調で今年最低水準となった。

個別では、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が売りに押され、フジクラ<5803>も値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が軟調、ディー・エヌ・エー<2432>も安い。高島屋<8233>も下落した。あさひ<3333>が値下がり率トップに売り込まれたほか、東宝<9602>も水準を切り下げた。サムコ<6387>、gumi<3903>、象印マホービン<7965>なども下値を探る展開に。

半面、ホンダ<7267>が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われたほか、日産自動車<7201>も商いを伴い高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調、任天堂<7974>、信越化学工業<4063>もしっかり。日本郵船<9101>も上昇した。マーケットエンタープライズ<3135>が続急騰で値上がり率首位、シード<7743>はストップ高に買われた。三菱製紙<3864>、ダブル・スコープ<6619>、ミガロホールディングス<5535>なども値を飛ばした。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はホンダ <7267>、信越化 <4063>、中外薬 <4519>、東エレク <8035>、ZOZO <3092>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約50円。うち31円はホンダ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、TDK <6762>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約110円。

東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)電気・ガス業、(3)輸送用機器、(4)鉄鋼、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)サービス業、(3)情報・通信業、(4)電気機器、(5)石油石炭製品。

■個別材料株

△ユカリア <286A> [東証G]

芳賀中央病院とパートナーシップ協定を締結。

△アクセルM <3624> [東証G]

トレカECのcraftyを子会社化。

△三菱紙 <3864> [東証P]

28年3月期営業益目標200億円とする中期計画骨子を公表。

△データセク <3905> [東証G]

台湾クアンタコンピュータと業務提携へ。

△チエル <3933> [東証S]

「GIGAスクール構想第2期」の恩恵に期待膨らむ。

△ミガロHD <5535> [東証P]

株式2分割と株主優待の拡充策発表を材料視。

△ホンダ <7267> [東証P]

上限1兆1000億円の自社株買いをサプライズ視。

△西松屋チェ <7545> [東証P]

冬物衣料好調で12月既存店売上高は2年2ヵ月ぶりの増収率。

△しまむら <8227> [東証P]

第3四半期はコラボ企画強化などで増収増益を確保。

△インテリクス <8940> [東証S]

11月中間期業績の計画上振れを好感。

▼あさひ <3333> [東証P]

25年2月期業績予想据え置きで失望売り。

▼DWTI <4576> [東証G]

信用取引規制を嫌気。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マーケットE <3135>、(2)シード <7743>、(3)三菱紙 <3864>、(4)ホンダ <7267>、(5)WSCOPE <6619>、(6)ミガロHD <5535>、(7)イーレックス <9517>、(8)山陽鋼 <5481>、(9)三菱自 <7211>、(10)ファーマF <2929>

値下がり率上位10傑は(1)あさひ <3333>、(2)東宝 <9602>、(3)サムコ <6387>、(4)図研 <6947>、(5)ワコム <6727>、(6)ドリームI <4310>、(7)gumi <3903>、(8)メンバーズ <2130>、(9)象印 <7965>、(10)高島屋 <8233>

【大引け】

日経平均は前日比124.49円(0.32%)安の3万9036.85円。TOPIXは前日比0.52(0.02%)高の2727.26。出来高は概算で18億4806万株。東証プライムの値上がり銘柄数は745、値下がり銘柄数は817となった。東証グロース250指数は630.12ポイント(0.04ポイント安)。

[2024年12月24日]

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