ナスダック、ナスダック100の構成比率の見直し テスラとメタ、ブロードコムのウエート引き下げ=米国株

注目
2024年12月24日 22時26分

ナスダックはナスダック100指数の構成比率の見直しを実施し、テスラ<TSLA>とメタ<META>、ブロードコム<AVGO>のウエートを引き下げた。これらの銘柄は今年の急騰で時価総額が膨らんでいた。3社のウエート変更は年1回のリバランスによるもの。

一方、アップル<AAPL>とエヌビディア<NVDA>、マイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>はウエートが拡大した。

同指数のウエート上位銘柄の配分変更はこの約1年間で2回目となる。同指数を構成する大手IT・ハイテク銘柄の上昇が市場で注目されAIの存在感が増す中、指数で一部銘柄の影響力が強まり過ぎるのを防ぐルールにもここ数年動きが出ている。

ナスダック100指数の構成ウエートは、基本的に時価総額を反映する。ただ、一部銘柄が大きくなり過ぎた場合に適用される規則もある。例えばウエートが4.5%超の銘柄の合計ウエートが全体の48%以上を占める場合で、2023年半ばに初めてそうした状況が起き調整を要した。最近ではブロードコムが株価急騰により4.5%を超え、再び同じ事態となった。

ナスダックのメガキャップ銘柄のウエート引き下げに関する規則は、複雑で解釈の余地を生んでいる。今回のリバランスは上位5銘柄のウエートを40%弱とし、その他銘柄のウエート調整を可能とする規則に従った可能性がある。

ストラテジストは「非常にテクニカルだ。ある意味ナスダック100は成功の代償で、こんなことをせざるを得ない。他の指数と比べ上位銘柄が劇的に成長しているからだ」と語っている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.