外為サマリー:157円台前半で推移、日銀総裁の講演内容に関心集まる
25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=157円25銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル高・円安となっている。
24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円19銭前後と前日に比べて2銭程度のドル高・円安で取引を終えた。日米金利差の拡大が意識され一時157円38銭まで上伸したが、米長期金利が低下に転じると伸び悩んだ。
この日の東京市場は、経団連審議員会で講演する日銀の植田和男総裁の発言内容に関心が集まっている。植田総裁は19日の記者会見で「次の利上げ判断に至るには、もう1ノッチ(段階)ほしい」などと述べ、その後に円安・ドル高が進んだことから利上げに慎重な姿勢を変えるかどうかが注目されている。きょうは欧米諸国がクリスマス休場で模様眺めムードが広がりやすいこともあり、ドル円相場は157円台前半で方向感なく推移している。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0404ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円54銭前後と同30銭弱のユーロ高・円安で推移している。